エクセレンス筆記試験2018-2020年傾向分析

2018年から今年2021年のエクセレンス筆記試験問題は、受講生の皆様のご協力で毎年復元を行っています。

今年は、とくに受講生が70名おり、約20名の方が復元に取り組んでくれましたので、ほぼ完全に問題復元が出来ました。

ざっくりした傾向で言うと、英文問題・原語解答が増え、ソムリエ・コンクールに近い内容になってきています。たとえば、ソムリエ協会「教本」にも掲載されていない、2021年に承認されたアメリカ・ワシントン州の2つのAVA名が原語記載で問われたりしました。

国別の問題数に大きな変化はありませんが、2021年「教本」に追記されたテイスティングの項の「アロマ化合物」が、フォローアップセミナーでも時間を取って報告され、試験問題も従来の2問から4問に増加し、3問英文問題・1問原語解答になっています。

ますます一般呼称レベルの試験対策では合格できない試験になってきています。

試験に出るポイントは、

1、直近2年間の「教本」の追記・変更箇所

2、直近2年間のフォローアップセミナーの内容

になってきています。

今回も、私の対策講座では、1,000本ノック問題を後半2カ月で徹底的に行い、一次筆記試験通過者のうち、ワインエキスパート・エクセレンスの66%、ソムリエ・エクセレンスの30%が私の対策講座の受講生になっています。

エクセレンス試験は、毎年難関になってきていますので、専門の対策講座を受講して合格を勝ち取ってください。


ソムリエ・エクセレンス、ワインエキスパートエクセレンス合格に向けて

日本ソムリエ協会のワイン呼称資格の最上位資格として2019年より出来た「ソムリエ・エクセレンス」「ワインエキスパート・エクセレンス」。 コンクール並みの難易度になりました。この試験の講師として多数の合格者を輩出し、自らもエクセレンスの両方の資格を持つに至った経験、試験合格のポイントをここで分析していきます。