2020年 エクセレンス合格率が発表

2020年のエクセレンス資格試験の受験者数と合格者数が、日本ソムリエ協会から発表がありました。

①ソムリエ・エクセレンスは、202名が受験し26名が合格、合格率12.9%と昨年の合格率8.2%を上回りはしましたが、大変厳しいものになりました。これは第二(テイスティング)、第三(実技)日程の合格率が33%しかなかったことに起因しています。

②ワインエキスパート・エクセレンスは、82名が受験し22名が合格、合格率26.8%と昨年の合格率27.6%とほぼ同傾向となりました。これは、これは第二(テイスティング)、第三(実技)日程の合格率が58%あった結果です。

第二(テイスティング)、第三(実技)日程は、昨年と比べて大きく変化し、テイスティングは両資格とも50分で5種類のワイン・その他酒類の論述試験になりました。

ソムリエ実技も、パニエ抜栓・デカンタージュ・サービスを3分30秒で行うというコンクール並みの課題でした。

日本ソムリエ協会は、2013年以降シニア(2019年からエクセレンス)資格をコンクールに向けての通過点と位置づけており、年々難易度が増してきています。

下記の表でも、2013年以降のシニア呼称資格試験の合格率が低下し、難関なもとなっています。さらに、ソムリエ・エクセレンスは、2016、2017年と合格率10%台、2018、2019年は8%台と超難関になっています。

ワインエキスパート・エクセレンスは、2018年以降、合格率が非常に厳しいものとなっています。

2020年の試験の第一日程(筆記)は、全問記述でほぼ原語回答で、とくに説明を求めるもの、サブリージョンを全て記述させるものなど、コンクール並みの出題になっています。

エクセレンス資格試験を目指す方は、是非ともスクールに通い、実績のある講師のもとで準備されることをお奨めします。

ソムリエ・エクセレンス、ワインエキスパートエクセレンス合格に向けて

日本ソムリエ協会のワイン呼称資格の最上位資格として2019年より出来た「ソムリエ・エクセレンス」「ワインエキスパート・エクセレンス」。 コンクール並みの難易度になりました。この試験の講師として多数の合格者を輩出し、自らもエクセレンスの両方の資格を持つに至った経験、試験合格のポイントをここで分析していきます。