2023年度エクセレンス呼称資格認定試験「筆記」から 2024年度対策を考察する

 先の記事でも述べた通り、2023年の合格率は、ソムリエ・エクセレンス8.8%、ワインエキスパート・エクセレンス15.5%と難易度が高まりました。2024年も同じ傾向でいくものと推測されます。

 とくに、第一日程(筆記試験)の難易度が高まりました。

★ソムリエ・エクセレンス 受験者数140人中、通過者8名、通過率5.7%(昨年30名、17.8%)

★ワインエキスパート・エクセレンス 受験者数108人中、通過者19名、通過率17.6%(昨年35名、29.4%)

 この第一日程(筆記試験)に合格するための対策を下記に述べます。

●2023年の第一日程(筆記試験)の特徴

・英文問題20問前後、原語解答4~5割、説明解答10問程度と、高い水準で定着し、ソムリエ・コンクールに近い内容になってきています。

・とくに、フォローアップで取り上げられた内容が最近多く出題されています。2023年、2022年とも約3割がフォローアップの内容から出題されています。

・フォローアップ・セミナーからの問題は、教本にない問題もあり、このセミナーの内容を分析して記憶するひつようがあります。

・教本では、2023年に「酒類飲料概論」から「飲料概論」が独立し、日本茶、紅茶、コービーなどが加わりました。また、教本で新たに「料理とワインの相性(ペアリング)」が項目立てされ、ますます内容が充実してきています。

・また、フォローアップや新たに教本で追記された最新情報だけではなく、教本から幅広く出題される傾向もあり、コンクール対策的な準備が求められています。

⇒よって、準備講座で教本内容の全体像をおさらいし、基本問題にも対応できるようにしておくことが必要です。

試験に出るポイントは、

 1、直近2年間の「教本」の追記・変更箇所

 2、直近2年間のフォローアップセミナーの内容

 3、教本内容の全体像、コンクール対策的な基本問題

 になってきています。

2023年も、準備講座で全体像を把握し、本講座で直近2年間の「教本」の追記・変更箇所とフォローアップセミナーの内容を行い第一日程の筆記試験通過者のうち、ワインエキスパート・エクセレンスの79%、ソムリエ・エクセレンスの63%が、アカデミー・デュ・ヴァンの対策講座の受講生になっています。

エクセレンス試験は、毎年難関になってきていますので、専門の対策講座を受講して合格を勝ち取ってください。

★エクセレンス呼称資格試験 受験説明会(ライブ配信)

12月25日 月 15:00~、12月27日 水 19:00~、1月6日 土 14:00~、1月7日 日 11:00~、1月9日 火 14:00~、1月10日 水 19:00~、1月14日 日 16:00~、1月15日 月 15:30~、1月16日 火 14:00~、1月20日 土 11:00~

お申し込みは下記から

https://www.adv.gr.jp/course/license_excellence/exam_preparation/briefing

★呼称資格認定試験 準備対策講座(1月開講・全8回)もお申し込み受付中です。

エクセレンス受験対策講座の前に基礎固めを行う講座です。

試験で重要となるポイントを全8回で効率よく学べます。

毎年、教本改定により新しい産地が増え、ワイン法なども変更となっています。一般呼称を受験されたときから大幅に改定されていますので早くからの対策が必要となります。

本講座は、エクセレンス呼称資格試験で重要となるポイントに絞った講義内容となります。本講座終了後から始まる「エクセレンス受験対策講座」へ無理なく進んでいただけます。

https://www.adv.gr.jp/curricula/detail/14917

ソムリエ・エクセレンス、ワインエキスパートエクセレンス合格に向けて

日本ソムリエ協会のワイン呼称資格の最上位資格として2019年より出来た「ソムリエ・エクセレンス」「ワインエキスパート・エクセレンス」。 コンクール並みの難易度になりました。この試験の講師として多数の合格者を輩出し、自らもエクセレンスの両方の資格を持つに至った経験、試験合格のポイントをここで分析していきます。